晴耕雨読: 生活

2009年1月3日土曜日

生活

この年末・年始に会った人々は、普段話している大卒・大企業とは違う価値観を与えてくれた。

まず、驚いたのは、大学時代の友人が会社を辞めて、中小企業へ移ったことだった。2年前にも一人、結婚相手の鉄工所へ勤めた友人がいたので、転職自体は驚かないのだが、その友人は、会社から幹部候補生として、留学など2回勉強させていただいており、且つ、こんな危機の時期に転職する事が驚かされた。先に転職した友人と同様、結婚相手の父親が経営している会社に入ったのだが、両者ともこの2ヶ月で、仕事が3割程度減っているということであった。また、どちらも共通して言っていたのが、急成長で中小企業といえども、事業を拡大してきており、その中での生産減であるため、キャッシュが厳しいと言う話であった。派遣ぎりが問題となっているが、どちらも正社員切りをはじめざる得ない状況だと言っていた。

もう一つは、嫁さんの実家に、来た義理のいとこ3兄弟であった。その3兄弟は、29~31の年子の男兄弟であるがみんなナイスガイであった。しかし何をしているのかをたずねると、末っ子は、年末に会社が倒産し、真ん中は、自動販売機の飲料配達であり、長男は、なんでも屋的な企業だということであった。
もともと、給与も、俺より少ないと思うが、明るかった。しかし、3人とも、実家に住んでいるからなんとかなっているのであって、一人暮らしになるととたんに厳しいくなるようである。彼らの状況が日本の現状を表しているのだと思う。

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